現場からのメッセージ

山口 和也 さん(訪問入浴)

2016-02-02

  • 山口和也さん
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  • 勤務先:由利本荘市社会福祉協議会 北部訪問入浴介護事業所(由利本荘市)
  • 勤続:1年

自分自身も人として成長していける仕事

 介護職を目指したきっかけ

小さいころからお年寄りと接するのが好きで、いずれは自分の住んでいる地域で介護・医療の仕事に携わりたいと考えていました。
最初は看護学校で学び、正看護師として病院勤務をしていました。 その経験を生かして、現在は利用者さんの健康管理と介護業務を対応しています。
現在は利用者さん宅を訪問して入浴の介助をしていますが、ここの施設はデイサービスもやっているので、訪問入浴の予定が無い時はデイサービスのお手伝いもしています。

 かかわりを楽しみながら

病院では医療行為がメインでしたが、実際は介護の対応もかなり含まれています。 ここで働くようになってからは、その役割が明確になりましたので、看護師兼介護士としてメリハリをつけて働けています。
介護職は利用者さんとのコミュニケーションが大切なので、より近い関わりが求められます。 利用者さんを理解するために、積極的に会話をしながら個性をつかんで対応できるように努力しています。
もともとお年寄りと話をするのが好きだったので、かかわりを楽しみながら仕事をしています。

 利用者さんは人生の先輩

利用者さんは人生の先輩という意識、そこが根底にないと良い対応はできないと思っています。
それがあれば、失礼のない、相手を傷つけない対応が自然に出てくると思います。
会話においても、いきなり親しげに会話するのではなく、徐々に順を追って接し方を変えていきます。 どんな人にでも敬語で接し、「この人の中で心地よいのか」「この対応がベストなのか」と試行錯誤をしながらやってくことが大切だと考えています。

 自分自身も人として成長

訪問入浴で自宅に行ってお風呂の介助をしている時、 利用者さんが「気持ちいがった」「ありがとう」という言葉を聞くとやりがいを感じます。
利用者さんと話しながら、笑い合ってお互いを理解しあえた時も喜びを感じます。
利用者さん達は自分の知らない事もたくさん知っています。ふれあうことで自分自身も人として成長していける仕事だと感じています。

 今後の目標は

ケアマネジャーなど、色々な資格に挑戦したいです。
今は看護師/介護士の視点でしか見られないが、資格を取ることで立場が変われば、違う方面から利用者さんを見ることができると思います。
そして、今まで見えてこなかった部分が見えてくれば、より良いかかわりにつながってくると考えています。

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