現場からのメッセージ

松橋 和美 さん(老健)

2016-02-13

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  • 勤務先:北秋田市社会福祉協議会 ケアタウンたかのす(北秋田市)
  • 勤続:8年

利用者さんに支えられて

 介護職を目指したきっかけ

短大を卒業してから、しばらく一般企業で働いていました。
仕事は充実していたのですが、何かやり残したことがあるような思いが強くなり、「それはなんだろう?」と考えた時「人とかかわる仕事がしたい」と思いました。
それが介護の仕事だと気づき、地元の北秋田市社協の「ケアタウンたかのす」に採用され、ショートステイで5年、現在の介護老人保健施設で3年になります。

 

 

 利用者さんに支えられて

「利用者さんに支えられている」と感じることがあります。
こっちが「やらなきゃ、やらなきゃ」と思って気を張っているところを感じ取られて、「何かやることはないか?」「少し休め」と気づかってくださったり、利用者さん同士が話をして問題を解決してくださったりすることがあり、そんな時に「助けられた」と感じます。
自分ひとりで抱え込んで どうにもならないことでも、「一人じゃないんだ」と思えるようになり、何か鎧(よろい)が解けた感じがしました。支える立場ですが、支えられています。(笑)

 言葉を使わずに思いが伝わる

利用者さんの中には、病気や障害を抱えて自分の思いを十分に伝えられない方々がいらっしゃいます。
言葉に出来ず、なかなか伝えられないことを表情などで伝えようとしています。かかわりを日々積み重ねていると、言葉を発しなくても表情などで思いが伝わってきます。
そうやって理解し合えた瞬間がとても嬉しくて、やりがいを感じ、この仕事をやっていて良かったと思えます。

 

 介護職を目指す方へ

人とのかかわりが好きな人は介護職に向いていると思います。
色々な人の経験を聞くことがあり、自分が体験していないことも聞いて学べるので、話の一つひとつが勉強になります。
介護職は世間一般に大変と言われていますが、どんな仕事でも一生懸命やると大変なんです。
体力的、精神的にきつい面もありますが、たくさんの人がこの仕事を続けているのは、辛いこと以上の喜びがあるからだと思います。

介護職に興味があったら、ぜひ施設においでください。ボランティア、職場見学などありますので、実際に見て、触れて、感じてください。
そして、仕事を選ぶ際の選択肢に加えてもらえたら嬉しいです。

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